高齢者が免許返納するデメリット!うつ病や認知症を発症することも

 
日本では、高齢者ドライバーによる事故が多く発生しています。高齢者は免許返納するべきという声もありますが、高齢者の免許返納にはデメリットもあるようです。今回は、高齢者が免許返納することのデメリットについて考えていきます。

高齢者が免許返納するデメリット!うつ病や認知症を発症することも

高齢者

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日本では、高齢者ドライバーによる事故が多く発生しています。高齢者は免許返納するべき、という声もありますが、高齢者の免許返納には大きなデメリットもあるようです。今回は、高齢者が免許返納することのデメリットについて考えていきます。

高齢者の定義

世界保健機関(WHO)によると、65歳以上が高齢者にあたります。そして65~74歳までは前期高齢者、75歳以上は後期高齢者と定義されています。今回は前期・後期も「高齢者」と一括りにして考えていきます。

高齢者が免許返納することのデメリット

高齢者

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生きがいが減る

高齢者には「運転することが生きがい」という方が多くいます。特に高齢者にとって、生きるうえでの楽しみや趣味を失ってしまうことは非常に大きなデメリットです。

行動範囲が狭まる

特に、移動には車が必須というような地域に住んでいる高齢者にとっては、免許返納すると行動範囲が狭まってしまいます。また自分の手で荷物なども持たなくてはいけないため、外出が億劫になって家にこもりがちになってしまう方もいるようです。

社会的疎外感を感じる

高齢者の中には「免許を持っていることがステータス」と考えている方もいます。免許返納すると「自分は社会的に認められていない存在なのか」と落ち込んでしまうこともあるようです。

うつ病や認知症を発症することも

高齢者

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上に挙げたような「何かを失った」気持ちを大きく感じてしまうと、最悪のケースとしてうつ病や認知症を発症してしまいます。精神消耗を原因とする病については明確な解決策が無く、一度発症してしまうと完治状態に戻ることは基本的にありません。特に抵抗力の弱い高齢者にとっては、寛解状態(一時的に病状が好転している状態)に戻ることも難しいでしょう。

高齢者の幸せを取るか、事故リスクを取るか

もちろん、事故を起こしてしまうほど運転能力が低下しているのであれば、運転するべきではありません。しかし、一切のミス無く運転できるという方も稀ではないでしょうか。後方確認を忘れたり一時停止を忘れた等の経験は、高齢者でなくても一度は経験していることでしょう。運転ミスを容認するわけではありませんが、どこに境界を引くかというのは非常に難しい問題です。

日本では「75歳以上を高齢者とするべき」との声も

日本老年学会

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2017年1月5日に、日本老年学会・日本老年医学会は高齢者について、「医療技術の進歩や生活環境の向上などにより、10年前よりも10歳ほど身体能力や認知能力が若返っている」と発表しました。また、「現在は65歳以上が高齢者として扱われているが、65~74歳は『准高齢者』とし、『支えられる立場』ではなく『支える立場』として活動できるよう社会認識を改めるべき」との見解も示しています。

現在高齢者として扱われている方々の中にも、運転能力はさほど衰えていないという方も一定数存在しているのではないでしょうか。高齢者による運転事故が起こると、「高齢者からは強制的に免許を取り上げるべき」との声があがることもありますが、一概にそうするべきとは言い切れないかもしれません。

高齢者の免許返納についての口コミ

まとめ

人間はある時期をピークにして、加齢とともに身体能力や認知能力が低下していきます。運転することを生きがいとしている高齢者がいることは事実ですが、事故を起こすほど運転能力が低下しているのであれば免許返納するべきでしょう。しかし、自分の運転能力を客観的に判断するのは中々難しいことです。現在のところは、家族などの周囲の人間に運転能力を見てもらって免許返納すべきかどうか判断を仰ぐ、というのが最善策なのかもしれません。

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