どこまでがわき見運転?スピードメーターの確認もダメ?

 
10月5日に米自動車協会は、車載インフォテインメントシステムがドライバーへ与える影響を調査し、「ラジオを聞く」以外の機能については「わき見運転」を誘発するとして危険認定しました。事故を誘発する「わき見運転」は、どうすれば解決するでしょうか。

どこまでがわき見運転?スピードメーターの確認もダメ?

2017年10月13日

わき見運転

画像出典:985thejewel

10月5日、非営利団体である米自動車協会(AAA)は、車載インフォテインメントシステムがドライバーに及ぼす影響についての調査を行いました。

調査内容として、「ラジオを聞きたい局に合わせる」「テキストメッセージを送信する」「ナビゲーション設定をする」などについてボイスコントロールやタッチスクリーン機能操作を行い、操作完了するまでの時間や視聴覚への負担・影響について測定したとのことです。

調査結果としては、「ラジオ・オーディオブックを聞く」ことの危険性については低いという結果となり、他の機能全てについては「ドライバーの運転意識をそらし、わき見運転を誘発して事故を起こす原因となりうる」との結果になったようです。

どこまでがわき見運転?

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が行った2017年度調査によると、世界で起きている交通事故の内の80%、そして死亡事故の内の17%が「わき見運転」によるものとされており、世界中でも「わき見運転」の危険性について喚起されているようです。

それでは、どこまでが「わき見運転」として取り締まり対象となっているのでしょうか?

わき見運転取り締まりの現状

警察

画像出典:photo-ac

現在のところ、運転中の携帯電話・スマートフォン等の操作については「わき見運転」とみなされ、罰則等が設けられていますが、スピードメーターやナビマップ等をチラっと確認する程度については、しっかりと取り締まることができないというのが現状のようです。

しかしチラっと確認する程度であっても、ドライバーの意識が運転から一瞬でも離れてしまうことを考えると、事故原因の根本は解決できていない状態にあるといえます。ドライバーからすればスピードの確認ぐらいはさせてほしい、という気持ちもあることを踏まえると、取り締まり基準の線引きは非常に難しく、現時点としてはあいまいな状態のままになってしまっています。

わき見運転対策グッズ・機能

そんな取り締まりの難しい「わき見運転」による事故を一つでも減らすべく、自動車メーカーや部品メーカー、スマホメーカー等によって、様々なわき見運転防止対策が行われています。

進行方向先に速度情報が映る「ヘッドアップディスプレイ」
ヘッドアップディスプレイ

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自動車メーカーや部品メーカーなどでは、このようにドライバーの目線を進行方向先から極力移さずに、速度等について確認できる「ヘッドアップディスプレイ」機能が展開されています。日本でも「ワゴンR」や「CX-5」などに搭載されており、わき見運転による事故防止に一役買っています。

▼AppleはiOS11で運転中の通知停止機能を搭載
iOS11

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Appleはわき見運転対策として、9月20日に行われたiOS11へのアップデート機能の一つに「運転中の通知停止機能」を搭載しました。これは、ユーザーが運転状態にあるのかiPhoneが自動感知し、通知を自動でオフにするという機能になっており、iPhoneによる事故被害を防ごうというAppleの強い意志が感じられます。

まとめ

現在は世界中で、わき見運転の危険性について喚起されているようですが、仮にスピードメーターでの速度確認も「わき見運転」に入るのであれば、徹底的な「わき見運転」の排除は難しいかもしれません。最近は自動運転技術についての開発が進んでいますが、もし完全自動運転車(LV.5)が市場に登場すれば、人間によるわき見運転事故については解決されるのではないでしょうか。さらなる技術進歩に期待です。

わき見運転についての口コミ

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