ハンドル“据え切り”には要注意!知らずに愛車を痛めている”据え切り”の対処法をご紹介

 
駐車場でやりがちな"ハンドルの据え切り"。実はこの据え切りを行うことで、車に大きな負担をかけてしまいます。また、ハンドルの据え切りをした際に異音が発生したら、パーツの不具合やタイヤの偏摩耗などの故障も考えられます。据え切りによってどんな故障が起きるのか、今回はその原因や対処法を共にご紹介します。

据え切りとは?

据え切り

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「据え切り」とは、停車した状態でハンドル操作を行うことです。
パワーステアリング搭載車が主流の現代では、車庫入れの時に何気なく行っている方も少なくないでしょう。いわゆる「重ステ(重いステアリング)」しかなかった時代では、停車時のハンドル操作が重すぎて、据え切り自体ができない車がほとんどでした。油圧も電動アシストもなく、車体の重量がダイレクトに上乗せされた負荷は相当なものです。無理に据え切りをしてしまうと、サスペンションにダメージを負うケースが多く、その体験が今でも語り継がれ、「据え切り=車を痛める」とされています。

据え切り駐車の動画

出典:youtube

据え切り時に音が出たら要注意

据え切りに注意をしなければいけないのは、昔の車だけではありません。現代のパワーステアリング搭載車にも注意しなければなりません。
パワーステアリングには油圧式と電動式の二種類があり、それぞれ異常が発生した場合の対処法が異なります。まずは自身の車のパワステタイプを把握してから、以下をチェックしてみましょう。

油圧式の異音はオイルで直るかも?

据え切り

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油圧式パワーステアリングは「パワステオイル(パワーステアリングフルード)」によってハンドル操舵をアシストしています。油圧式の場合、据え切り時に「ウォーン」という異音が聞こえるようであれば、真っ先に「パワステオイルの劣化or減少」を疑いましょう。

パワステオイルは新油の状態なら「赤透明」、劣化したものは「真っ黒」に変質します。特に据え切りをしない方でも、何万kmと乗っていれば、オイルは自然に劣化・減少していくものです。エンジンオイルとは異なり、ノーチェックになりがちな部分ですので、ボンネットを開けてオイルの状態を確認してみることをおすすめします。交換はディーラーなどに依頼することもできますが、カー用品店やホームセンターなどで交換用オイル(相場は1000円前後~)を調達すれば自力でも可能です。

ネットでも購入可能

電動式の異音は故障の前兆!?業者に点検を

据え切り

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電動式で据え切りを繰り返すと、ハンドル操作が一時的に重くなる場合があります。
これはモーターの温度が上昇し安全機能が働いている状態ですので、エンジンを切り時間をおけば元に戻ります。しかし異音がするとなると、本格的な故障を疑うべきです。

電動式の主な異音の原因は「パワステベルトの摩耗・緩み」で、ハンドルを切ると「キュルキュル」と特有の異音がします。また電動式に限らず、油圧式でもパワステベルトは用いられており、異常があれば同様の異音がします。
パワステベルト自体は切れたり外れたりしても、車が動かなくなるような代物ではありませんが、アシストの利かない状態ではハンドルが重くなり不自由です。キュルキュルと異音がしたら、すぐ業者に点検を依頼しましょう。

【補足】タイヤの寿命も縮む

据え切りを繰り返すことで、フロントタイヤに偏摩耗(接地面が均一に摩耗しないこと)が発生します。特に普通車よりも重くて大きいミニバンでは、トレッドの外側(アウターショルダー)部分が摩擦しやすくなるため、タイヤの交換頻度が高くなるかもしれません。

運転方法の見直しで据え切りを減らそう

身も蓋もない意見になりますが、愛車を痛めないために1番必要な対策は、「据え切りを控えるように車庫入れ・駐車の技術を磨く」ことです。
スムーズな駐車が感覚的にできるようになれば、据え切りによって車を痛める確率はそれだけ低くなるでしょう。加えて、駐車は日常的な行為ですので、一回当たりは微々たるものでも、ちりも積もれば山となります。これから先も駐車時にもたつき続けるとなると、無駄になる時間はかなりのものです。据え切りが当たり前になっている方は、一度、自身の駐車の仕方を意識してみましょう。

据え切り

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【番外編】路肩の緊急車両はなぜ左に切ってる?

据え切りとは少し話題が逸れてしまいますが、高速道路を利用する方なら路肩でハンドルを左に切る緊急車両を目撃したことがあると思います。なんで左に切って止めてあるのだろう…?と素朴な疑問がありますが、実は左にハンドルを切ることで他の車両がぶつかった時に被害を軽減できる効果があります。真っ直ぐの状態で止めた場合、本線上に緊急車両が飛び出す可能性もあるとのこと。もし緊急事態で路肩に止めなければいけない時は、同じようにハンドルを左に切るといいでしょう。もちろん、この時も据え切りは行わないように注意してください。

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まとめ

据え切りが主因となる症状は上記でご紹介した通りですが、負荷のかかるハンドルさばきは、ドライブシャフトやサスペンション周りにまで酷いダメージを与えます。これらの故障時には「カタカタ」・「ゴトゴト」といった異音がしますので、早めに修理業者に連絡することをおすすめします。

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