ハンドルの“据え切り”は車を傷める?パワステ搭載車も要注意!

 
ハンドルの据え切りは車に大きく負荷のかかる行為で、故障の原因にもなり得ます。そこで今回は、据え切りによって発生する異音と不具合と関係、そして対処法などを詳しくご紹介していきます。

据え切りとは?

「据え切り」とは、停車した状態でハンドル操作を行うことです。
パワーステアリング搭載車が主流の現代では、車庫入れの時に何気なく行っている方も少なくないでしょう。いわゆる「重ステ(重いステアリング)」しかなかった時代では、停車時のハンドル操作が重すぎて、据え切り自体ができない車がほとんどでした。油圧も電動アシストもなく、車体の重量がダイレクトに上乗せされた負荷は相当なものです。無理に据え切りをしてしまうと、サスペンションにダメージを負うケースが多く、その体験が今でも語り継がれ、「据え切り=車を痛める」とされています。

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据え切り時に音が出たら要注意

据え切りに注意をしなければいけないのは昔の車だけではありません。現代のパワーステアリング搭載車に注意しなければならない点は存在します。
パワーステアリングには油圧式と電動式の二種類があり、それぞれ異常が発生した場合の対処法異なります。まずは自身の車のパワステタイプを把握してから、以下をチェックしてみましょう。

油圧式の異音はオイルで直るかも?

油圧式パワーステアリングは「パワステオイル(パワーステアリングフルード)」によってハンドル操舵をアシストしています。油圧式の場合、据え切り時に「ウォーン」という異音が聞こえるようであれば、真っ先に「パワステオイルの劣化or減少」を疑いましょう。
パワステオイルは新油の状態なら「赤透明」、劣化したものは「真っ黒」に変質します。特に据え切りをしない方でも、何万kmと乗っていれば、オイルは自然に劣化・減少していくものです。エンジンオイルとは異なり、ノーチェックになりがちな部分ですので、ボンネットを開けてオイルの状態を確認してみることをオススメします。交換はディーラーなどに依頼することもできますが、カー用品店やホームセンターなどで交換用オイル(相場は1000円前後~)を調達すれば自力でも可能です。
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電動式の異音は故障の前兆!?業者に点検を

電動式で据え切りを繰り返すと、ハンドル操作が一時的に重くなる場合があります。
これはモーターの温度が上昇し安全機能が働いている状態ですので、エンジンを切り、時間をおけば元に戻ります。しかし異音がするとなると、本格的な故障を疑うべきです。
電動式の主な異音の原因は「パワステベルトの摩耗・緩み」で、ハンドルを切ると「キュルキュル」と特有の異音がします。また電動式に限らず、油圧式でもパワステベルトは用いられており、異常があれば同様の異音が鳴ります。
パワステベルト自体は切れたり、外れたりしても、車が動かなくなるような代物ではありませんが、アシストの利かない状態ではハンドルが重くなり不自由です。キュルキュルと異音がしたら、すぐ業者に点検を依頼しましょう。

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画像出典:photo-ac

運転方法の見直しで据え切りを減らそう

身も蓋もない意見になりますが、愛車を痛めないために一番必要な対策は、「据え切りを控えるように車庫入れ・駐車の技術を磨く」ことです。
スムーズな駐車が感覚的にできるようになれば、据え切りによって車を痛める確率はそれだけ低くなります。加えて、駐車は日常的な行為です。一回当たりは微々たるものでも、ちりも積もれば山となります。これから先も駐車時にもたつき続けるとなると、無駄になる時間はかなりのものです。据え切りが当たり前になっている方は、一度、自身の駐車の仕方を意識してみましょう。

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まとめ

据え切りが主因となる症状は上記でご紹介した通りですが、無茶なハンドルさばきは、ドライブシャフトやサスペンション周りにまで高い負荷を及ぼします。これらの故障時には「カタカタ」・「ゴトゴト」といった異音がしますので、早めに修理業者に連絡することをオススメします。

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