自動運転のレベルの意味は?今さら聞けない自動運転のレベル基準を徹底解説

 
今さら聞けない自動運転のレベル基準を細かく解説!車の完全自動運転走行は、各自動車メーカーや企業が力を合わせ日々研究が進められています。この自動運転技術には段階(レベル)基準が設けられていますが、今回は完全自動化に向けたレベル基準をご紹介します!

日本とアメリカではレベル基準の定義が違う?

まず、最初に日本とアメリカでは完全自動化に向けたレベル基準の定義が違うという事をご存知でしょうか?一見、世界基準で統一されているかと思うかもしれないのですが、日本では「国土交通省」、アメリカでは「米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)」が設定しており、少し基準レベルが異なるのです。簡単に言えば今現在日本のレベル基準は1~4までの4段階で、アメリカは0~5までの6段階のレベル基準が設定がされています。

アメリカは2016年9月に「NHTSA」が従来の定義ではなく、「SAEインターナショナル」の設定した6段階(レベル0~5)の定義を採用しました。それに伴い日本でも「NHTSA」の定義を踏まえて、2017年5月頃に開くIT総合戦略本部で新しいレベル区分(従来採用していたレベル4を2区分した)レベル5を決定する予定です。

“自動運転”: In the Audi virtual cockpit or head-up display, drivers see whether they will reach the next light on green while traveling within the permitted speed limit.

SAEインターナショナルって??

SAEインターナショナル

画像出典:techstreet

SAEとは「Society of Automotive Engineers(ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ)」の略で、「SAEインターナショナル」は自動車関連及び航空宇宙関連などの製品の標準規格を提案するアメリカの非営利団体です。日本では国際自動車技術会として紹介されることも多いです。「SAEインターナショナル」が設定する自動運転のレベル基準は4つの項目になります。

①DDT(Dynamic Driving Task):動的な運転動作 道路交通において、車両を操縦する為に必要な全てのリアルタイムの運転動作。具体的には、ハンドル操作・加速/減速・運転環境の監視・機動プラニング・被視認証の強化(ライトなど)。
②OEDR(Object and Event Detection and Response):対象物・事象検知・反応 DDTのサブタスクであり、運転環境の監視(対象物・事象の検知、認知、分類と、必要となる反応への用意)と、それらの対象物・事象に対する適切な反応の実行。
③DDT fallback ①と②の項目、運転操作のバックアップ(予備)対応。
④ODD(Operational Design Domain):運行設計領域 運転自動化システムが機能すべく設定されている特有の条件。運転モードを含む。
※ODDには、地理、道路、環境、交通状況、速度や一時的な限界を含む。
※ODDには、1つあるいは複数の運転モードを含む(高速道路、低速交通など)

SAEインターナショナルによる自動運転レベル0~6

セルフドライブ

画像出典:nytimes

レベル0「No Automation」(手動運転)

「①動的な運転動作」、「②対象物・事象検知・反応」、「③運転操作のバックアップ(予備)対応」の項目全てを人間の運転者が常に行います。簡単に言うと従来の運転操作です。

レベル1「Driver Assistance」(運転支援)

①のハンドル操作または加速/減速の〝いずれか″を運転自動化システムが行います。また、システムが行わない①項目の残りの部分は運転者が担います。②・③項目は運転者が行う。④項目は限定的な実施。ハンドル操作か加速/減速のうち、1つをシステムが運転支援でサポート可能であるが、その他は運転者で行う事です。

主な該当機能 ・車間距離を一定に保つ機能
・衝突被害軽減ブレーキ機能
・レーンキープアシスト機能
・車庫入れ、駐車アシスト機能

レベル2「Partial Automation」(部分的な自動運転)

①項目のハンドル操作と加速/減速の〝両方″を運転自動化システムが行います。また①項目の残りの部分で運転自動化システムが補助できない部分は運転者が担います。②・③項目は運転者が行い、④項目は限定的な実施。ハンドル操作や加速/減速などの複数の操作をシステムによる運転支援をするが、その他は運転者で行ってくださいという事です。国産車では日産が昨年販売を開始したセレナに搭載された「プロパイロット」がレベル2にあたります。

レベル3「Conditional Automation」(条件付き自動運転)

①・②項目の全てを自動運転システムが担います。③項目は自動運転システムから要求があった場合、手動運転に戻したりするバックアップ(予備)対応を、すぐに運転者が行えるようにします。④項目は限定的な実施。ほぼ自動運転だがシステムから要求があった場合は、すぐに運転者が対応できるようにしといてくださいという事です。

レベル4「High Automation」(高度な自動運転)

①・②・③項目の全てを自動化システムが担います。④項目は限定的な実施。自動運転でシステムからの要求があった場合でも、運転者がすぐ対応できなくても運転が続けられます。ただし、対応不可能な道路や気象状況は存在します。

画像出典:youtube

レベル5 「Full Automation」(完全自動運転)

①~③項目、全てを自動化システムが担い行います。すなわち④項目が限定的な実施ではありません。人間の運転者が行える運転や判断を全てシステムが行える状態です。咄嗟の判断や事故回避は、人間をはるかに上回る運転技術でしょう。

audi

自動運転に関するクチコミ情報

自動運転のレベルは各メーカーの開発が進んだことにより、徐々に性能が上がってきています。各レベルに関する疑問は多くありますが、何よりも自動運転化でどれだけ社会が変化するのか気になるところです。

まとめ

レベル2までは運転支援の段階で、レベル3からが自動運転システムの領域になってきます。現在市場はレベル2の状態で、BMWやアウディなどが2017年中にレベル3の販売車両の実現を目指しています。自動車業界は着実に夢への階段を1歩1歩登ってきていますので、レベル5の販売車両が市場に導入される日もそう遠くない近い将来のような気もします。夢の実現へ、ますます自動車業界から目が離せません。

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