【名車を振り返る】90年代前半大きな話題を呼んだ スーパーカー「モンテカルロ・GTB」

 
1990年代前半にカーボンモノコックボディとしして大きな話題を呼んだモンテカルロ・オートモービル社が販売を行った「モンテカルロ・GTB」の歴史を振り返っていきます。ランボルギーニ製の12気筒を搭載した30年近く前のモデルとは思えないモンスターマシンの実力をご覧ください。

1989年に誕生したモンテカルロ・オートモービル社が誇る名車「モンテカルロ・GTB」

モンテカルロ・GTB
モンテカルロ・オートモービル社はイタリア人でレーサーだったフルビオ・マリア・バラビオによって設立され、1989年にはカーボンモノコックを持つ“Centenaire”を発表しました。この車にはランボルギーニ社製のV型12気筒エンジンを搭載し、出力は492馬力を発揮するとアナウンスされていました。しかしその後、GTBへと変更される過程でカルロ・キティの設計したエンジンを搭載する計画へと変更し、初期計画ではV型12気筒7リッターエンジンの搭載で検討が進められます。

モンテカルロ・GTB
その後、計画は再度変更され、カルロ・キティの設計によるV型12気筒4リッター・ツインターボへと落ち着いています。カムカバーやサージタンクの形状、雰囲気などからVRH35を思い出しました、あちらはV型8気筒ですが。

モンテカルロ・GTB
このエンジンは両バンクにギャレット製のターボチャージャーを装着し、8.0:1の低めの圧縮比に対して高めのブーストをかける事で出力720馬力を目標に設計されています。
カルロ・キティといえば日本ではスバル・モトーリ・モデルニの水平対向12気筒エンジンの設計者としても有名です。

モンテカルロ・GTB
シャーシ面ではこのカーボンモノコックの採用も、当時としてはほとんど前例のないものです。モノコックはセンターをカーボン製とされ、後部コンストラクションはパイプフレームによって構成されました。当時のCカーなどと比較しても実績のある堅実な手法でしょう。

モンテカルロ・GTB
サスペンション周りはIMSAのレースカー用のものを転用・流用したダブルウィッシュボーンで、コニ製の調整式ダンパーを装備する計画でした。
ブレーキ関連はブレンボ、タイヤはピレリP Zeroで、フロントが245/35-18、リアが335/30-18のワイドサイズをOZ製のホイールに装着しています。ホイールのベースは人気のあったフッツーラをベースに、センターキャップやオーナメントをモンテカルロ・オートモービル社のものに変更しています。

モンテカルロ・GTB
記事中では、エクステリアデザインがこの車のウィークポイントだと指摘されています。他社のように著名なデザイナーを起用したわけではなく、どこかでみたような意匠が各部にも多く見受けられます。
ただし、この曲面を多用した存在感は独特のものですね。

モンテカルロ・GTB
リアについても他車から流用したようなテールライトなど、まだプロトタイプの段階である雰囲気が感じられるのと、ベンチュリートンネルを収めているようなセンター下部、そしてミッション及びデフケースの張り出しがやはり独特のものです。

モンテカルロ・GTB
Centenaireから始まったプロジェクトはGTBやM100へと進化しながら搭載エンジンとしてメルセデス用のV型12気筒エンジンの流用を検討しながら市販化へに執念を燃やしましたが、1996年のジュネーブ・モーターショーでの展示を最後に姿を消しました。
1990年から92年にかけて製造された5台のCentenaire、そして1996年の展示後も1999年までの間に何台かが製造されたという噂がありますが正確な記録は不明です。

モンテカルロ・GTBを動画で振り返る

ランボルギーニ社製のエンジンを搭載した車両も実際に存在してるようです。

こちらにはモンテカルロ社の誕生からCentenaireの実走風景、そしてGTBなどに進化していく様子が収められています。4分過ぎからはV12・ツインターボエンジンも確認できます。
*動画とは無関係の音楽がBGMとして再生されますのでボリュームにご注意下さい。

記事参照元:ROAD & TRACK
Amzonギフト券3000円プレゼント

一緒によく読まれている記事

注目のまとめ記事

この記事に関して報告をする
売買成立30000円プレゼント