ガス欠はエンジンにダメージを与える!?意外と知らないガス欠のリスクを徹底解説

 
気を抜いていると起こしてしまうガス欠。救援を待ったり時間をとられてしまうので、なるべく起こしたくないところですが、実はエンジンにも悪いって知っていましたか?今回はガス欠が与えるエンジンへのダメージについて徹底解説します。

車のガス欠による後遺症

ガス欠はガソリンや軽油などの燃料が切れてしまいエンジンが停止してしまうことです。そのガス欠を起こすと車へダメージを与える原因になると言われています。ダメージを受ける具体的な車の部位は燃料ポンプ、インジェクター、バッテリー、スターターモーター等が挙げられます。ガス欠を起こすことでこれらのパーツ自体の寿命を短くしてしまうのにつながってしまいます。今回は、これら各パーツの役割とガス欠によって引き起こされる損傷について解説を行っていきます。

ガス欠

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燃料ラインとインジェクター

燃料ラインとインジェクターとは?

エンジンの動く原理を簡単に説明すると、ガソリンタンクからガソリンをエンジンに運ぶポンプ(燃料ポンプ)が作動し燃料を循環させて車を動かしています。その際、ガソリンタンクからガソリンが通る管のことを「燃料(フューエル)ライン」と呼び、燃料ラインを通ってきたガソリンをエンジン内に供給する際、「インジェクター」と呼ばれる燃料噴射機でエンジン内に噴射をしています。
車を動かすためには、このインジェクターで強力な噴射を行う必要があり、その為に燃料ラインに強力な圧力をかけ連携しながらガソリン(燃料)の循環をさせています。なお、このインジェクターの先端は少しのゴミが入ってもすぐ詰まってしまうほど繊細な製品となり損傷は致命的です。

燃料ポンプ

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ガス欠を起こすことにより、必要な油分がなくなりパーツが傷む

エンジンが稼働している時はモーターが常に高速で回転しています。その為にモーターの潤滑と冷却には、運ばれるガソリンに含まれている油分を利用しています。しかし、ガス欠を起こすことによって燃料ラインからガソリンの供給ができなくなりりモーターが空転してしまいます。そのことが原因で、摩擦熱や摩耗が発生し燃料ラインが損傷する場合があります。同様に燃料ポンプも損傷のリスクがあります。
また、シリンダー内に直接燃料を噴射するタイプの直噴エンジンでは、ガス欠を起こすことによって、このインジェクター先端のノズルの潤滑が失われ、ノズルを傷めることにつながる可能性が高いです。

つまりガス欠を起こしてしまうと、燃料ポンプ、燃料ライン、インジェクター共に潤滑剤としてなくてはならないガソリンに含まれる油分を失い、部品を傷つける原因となるのです。
また、ディーゼルエンジンでは燃料ラインの中にあるはずの燃料が空となってしまうため、ライン内には空気が入ってしまいます。空気が入ると燃料を吸い上げなくなるため、ラインの空気抜き作業も必要です。この空気抜きをしっかりしないと、インジェクターに悪影響が出ることがあります。なお、空気抜きには専門知識が必要となるため、こうした場合はJAFに救援要請が必要となります。

ガス欠は、バッテリーとスターターにもダメージを与える!

エンジンを発動させる為になくてはならないものに「スターター」があります。この「スターター」とは車を始動させる際、カギを回すと「キュルキュル」と鳴る部分のことです。このスターターは「バッテリー」の力を使ってエンジンを始動させる役割をしています。しかし、ガス欠を起こした後、ガソリン給油しエンジンをかけようとする際には、「キュルキュル」いうだけでエンジンはなかなかかかりません。この空回しを何度かし続けるとエンジンが再び動きだします。

バッテリー

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ガス欠後のエンジン空回しで傷む

前述したように、車はインジェクターというエンジン噴射機でエンジン内にガソリンを噴射しています。ガス欠になるとパイプラインからガソリンがなくなります。なくなった状態からエンジンまで届くのに、ある程度の時間が必要となります。給油直後に何度かキュルキュルと音だけするのはガソリンをエンジン内に運んでいるためなのです。その際に空回しの状態になるので当然、スターターが痛みます。同時にスターター動作に必要なバッテリーも痛みます。
加えて説明すると、バッテリーが最も力を使うのはエンジンをかける時です。自転車をこぎ始めるときなどが良い例で、止まっている状態から最初のこぐ力を加えることで、後々すーっとあまり力を入れないようにこぐことができますよね。それと同じ理屈で、車の始動で一番力がかかるのはエンジンを始動させる時となるのです。

電気自動車も

ガソリン車がガス欠と言うなら、電気自動車が電力切れになることを電欠と言います。こちらもガス欠同様避けたほうが良いです。バッテリーが空の状態で長期間放置すると、バッテリーの早期劣化に繋がります。また、基本的にバッテリーの充電回数は少ない方が良いとされています。加充電も避けるようにしましょう。

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ガス欠への対策

ガス欠

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ここまででガス欠は面倒な手間が増えるだけでなく、エンジンにもダメージを与えるということがわかっていただけたと思います。こちらの記事ではランプ点灯後の走行距離の目安などガス欠を起こさないため、また起こしてしまった時の対策などをまとめておりますので気になるかたはチェックしてみてください。

ガス欠に関するつぶやき

https://twitter.com/0801chara/status/893229324857253888

まとめ

ガス欠で大好きな車を傷つけるのは、お腹の減っている子供にご飯を与えないようなものです。一日三食とは言いませんが、一週間に3回は給油したり、ガソリン量が1/3になったらガソリンスタンドを探す、などの自分なりのルールを決め、ガス欠やそれによる痛みからて愛車を守ってくださいね。

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