[ポルシェ911の歴史] ポルシェ マニュアル・トランスミッションを代表する型式 5選

 
最近ではPDKの普及により徐々にラインナップから姿を消しつつあったマニュアル・トランスミッションですが、911 Rの高い人気により、次期GT3ではラインナップに復活するのではないかとの噂も取り沙汰されています。そんな911のマニュアル・トランスミッションにおいて代表的な5つの型式について取り上げてみます。

964カレラ G50/03型

ポルシェ911の歴史 「マニュアル・トランスミッション 5選」

「糖蜜をスプーンでまぜるような」などとも称された915型の後を受けて搭乗したのがG50型ギアボックスです。最初に登場したのは1986年式の3.2カレラが搭載した際です。
その後、964カレラに搭載されたG50/03型では、カレラ4用の4WD機構におけるドライブシャフトを収めるためにセンターコンソールが高くなったことともあわせ、ギアノブを短縮し、ショートストローク化されました。
有名なバイク漫画の1つである東本昌平氏によるバイク漫画「キリン」の第1部「POINT OF NO RETURN!」では主人公の駆るカタナと、911カレラ(デカ尻女)の高速バトルの模様が収められています。その中ではカレラのシフトフィールについて「ヌヌカ」と評されていますが、この表現からこれは915型ギアボックスのシフトフィールを暗に表していると思われます。

Type991 911 R MT11型

ポルシェ911の歴史 「マニュアル・トランスミッション 5選」

911 Rに搭載された6速マニュアル・トランスミッション「MT11型」は7速PDKである「DT11型」と共に、2003年から始まったZFとポルシェとの共同開発により誕生しました。
どちらのギアボックスもケーシングはフロント、リア、カバーの3つのアルミニウム製パーツで構成されています。
機構面でのシンプルさなどにより、MT11型の重量はDT11型に比べ25%程度軽量に仕上げられています。

Type901 911 2.2S(Cシリーズ) 911/01型

ポルシェ911の歴史 「マニュアル・トランスミッション 5選」

シフトパターンとして左上にリバース、左下に1速を持つマニュアル・トランスミッションとして901型の系譜を引き継ぐのが911/01型ギアボックスです。

Type997.2 911GT3 G97/92型

ポルシェ911の歴史 「マニュアル・トランスミッション 5選」

Type997.2 911GT3に搭載されたG97/92型ギアボックスは、手首の返しだけで目的としたギアを選択できる軽快な操作性を実現するシンクロメッシュの採用や、サーキット走行時などでも温度上昇を抑える高い信頼性を実現している点などで、歴代911用マニュアル・トランスミッションのベストに挙げる人もいるほどです。

Type930 911ターボ3.0 930/30型

ポルシェ911の歴史 「マニュアル・トランスミッション 5選」

G97/92型とはある意味、対極に位置するのが930/30型かもしれません。ロングストロークでギア数も4速。911ターボの強大なトルクをもってすればギア数は4速で十分ともアナウンスされましたが、実際にはそれに耐えうる5速の製造は困難だったという説もあります。
ブリヂストン・ポテンザ RE71のプロモーションビデオでは911ターボのテストカーにて星野一義氏がサーキットを攻める模様が収められていました。このロングストロークのシフトレバーを操り、華麗なドリフトをきめながらコーナーをクリアしていく様子は流石、トップレーサーの雰囲気を漂わせていました。

記事参照元:Total911

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