話題の自動ブレーキシステムを国産自動車メーカーごとに徹底比較

 
交通事故を避けるために開発された「自動ブレーキ」こと衝突被害軽減ブレーキシステム。危険なシーンで役に立つ安全装置ですが、まだまだその内容を知らない方も多くいるかと思います。そんな今回は、各メーカーで展開している「自動ブレーキ」に焦点を当て整理をしていきます。

交通事故が後を絶たない昨今、各自動車メーカーともに急ピッチで衝突を回避する「自動ブレーキ」の開発に力を入れています。この「自動ブレーキ」を搭載すれば全体で6割の交通事故を防止出来る効果があるとされており、最近では、普通自動車だけではなく軽自動車にも装備されるなど必要不可欠なシステムとなっています。

自動ブレーキとは?

「自動ブレーキ」は、衝突の危険性を察知し警告音でドライバーに知らせるとともに、ブレーキング機能を強制的に作動するシステムで、正式には「衝突被害軽減ブレーキ」という名称になります。この「自動ブレーキシステム」は事故を回避してくれる優れた装置ですが、あくまで減速することで衝突を軽減させるものであり、必ず衝突を回避してくれるとは限りません。メーカーによっては30km、50km以下でないと動作しない等、速度域が限られているものもあるので、「自動ブレーキ」だからといって完全に安全ではないという点には注意をしましょう。

自動ブレーキ

画像出典:driving

自動ブレーキの種類

では次に、自動ブレーキの種類をみていきましょう。自動ブレーキには大きく分けて4種類の方式が存在します。

赤外線レーザー方式

主にコンパクトカー、軽自動車に採用されることが多い赤外線レーザーの自動ブレーキは、テレビなどの電子機器のリモコンと同じ構造を用いており、検知可能範囲は8~10m程とされています。また、動作速度も時速30km以下と限られ、歩行者を察知しないというデメリットもありますが、販売価格2〜3万円程度で購入できることが最大のメリットと言えるでしょう。

ミリ波レーダー方式

時速100kmといった高速時でも自動ブレーキが反応する「ミリ波レーダー」は、レーダーの到達距離が長いため遠くのものまでしっかり感知します。デメリットとしては反射する物体しか反応せず、近くの歩行者を捉えることが出来ないという点です。販売価格はおよそ6万円〜と高価ではありますが、赤外線レーザー方式よりも高い性能を発揮する方式です。

カメラ方式

映像を使用して物体を感知するブレーキシステムとなり、歩行者をはじめ、あらゆる物体をしっかりキャッチすることが可能になります。そのため、自動ブレーキの中でも安定感が高い方式と言われています。

複合方式

上記の方式を組み合わせた方式であり、センサーを数台装着して危険を察知します。また、「車線逸脱防止機能」が同時に搭載されることが多く、道路の白線も映像で捉えることが出来ます。

各メーカーが採用している自動ブレーキ

「自動ブレーキ」には上記の通り様々な方式がありますが、各メーカーではどの方式を取り入れているのか確認してみましょう。

スバル:アイサイト

スバルのアイサイトは、「自動ブレーキ」の草分け的な存在です。2つのカメラを用いた光学ステレオカメラを採用し、高速時でも自動ブレーキが動作するほか、歩行者や自転車もちゃんと感知。また、追加装備としてアドバンスドセーフティパッケージを用意しています。

リヤビークルディテクション

後方から接近する車を感知することが出来る機能であり、警告音やドアミラーに装着されたLEDインジケーターによってドライバーに危険を知らせてくれます。前方だけではなく後方からの接近情報も捉えてくれるのは素晴らしいの一言ですね。

アダプティブドライビングビーム

ハイビーム走行中に対向車が接近した場合に、光源を軽減させる機能です。

参考動画

画像出典:youtube
出典:subaru.jp

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ホンダ:ホンダセンシング

ミリ波レーダー及び単眼カメラを採用している「ホンダ センシング」は、歩行者を察知し危険と感じた場合にステアリングを回避方向に制御することが可能な「歩行者事故低減ステアリング」や、アクセルとブレーキを踏み間違えて発進してしまった時にサポートしてくれる「誤発進抑制機能」を搭載。そのほか、車線逸脱防止機能も備え付けられているため自動ブレーキとしての性能は非常に高く評価されています。

参考動画

出典:honda.co.jp

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トヨタ:セーフティーセンス

トヨタの開発する自動ブレーキシステムには大きく2種類に分けれれます。

セーフティーセンス C

赤外線レーダーおよび単眼カメラ方式を採用したシステムは、100km以上の高速時でも危険を感じた場合警告音で知らせてくれますが、緊急自動ブレーキは80km以下で動作します。歩行者は感知しませんが、車線逸脱警報の機能は搭載しています。

セーフティセンス P

ミリ波レーダー及び単眼カメラ方式の「セーフティセンス P」は、時速100kmを超えても自動ブレーキが動作します。また、歩行者を感知することができ、ミリ波レーダーの特徴である「クルーズコントロール」も装備されているため、「セーフティセンス C」よりも高性能と言えるでしょう。

参考動画

出典:toyota.jp

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マツダ:スマートシティブレーキサポート

赤外線レーザー及びミリ波レーダーを採用しているマツダの自動ブレーキは、時速30km以下で動作可能。また、「ブラインドスポットモニタリング」により斜め後ろから接近する車も捉えることができます。

参考動画

出典:mazda.com

日産:エマージェンシーブレーキ パッケージ

日産の特徴は、軽自動車に「赤外線レーダー」、主力モデルは「単眼カメラ」、スカイラインなどは「ミリ波レーダー」と3つの方式を採用しており、モデルによって搭載される方式が変わります。

参考動画

出典:nissan.co.jp

まとめ

各メーカーとも多種多様な自動ブレーキシステムを採用しています。緊急時にはきっと役に立つはずなので、まだ自動ブレーキを搭載していない車の方は、今後車を購入する際に検討してみてはいかがでしょうか?またあくまで衝突を軽減するシステムであるので、安心しきらずに必ず安全運転を心がけるようにしましょう。

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