たった1台の生産でプロジェクトが終了 アストンマーティン「ブルドッグ」

アストンマーティンが25台の市販化を目標に、世界最速の車の開発を目指して始めたプロジェクト”K9.01”によって誕生したのがアストンマーティン「ブルドッグ」です。
以前にご紹介した「車高が低いのが素敵!?ギネス世界記録のあのクルマも 車高の低い車 11選においては車高109.2cmである点が取り上げられるなど、多くの特徴を有する先進的な車でした。

アストンマーティン「ブルドッグ」
ウェッジの効いたエクステリアデザインを行ったのはアストンマーティン「ラゴンダ」なども手がけたウィリアム・タウンズ、そう言われてみればフロントオーバハングのラインなどに共通性も感じます。
ミッドシップに搭載されるエンジンはV型8気筒5.3リッターの各バングにギャレット製のターボチャージャーを搭載したツインターボで、テストベッドにおいては710馬力を発揮したとアナウンスされました。
こうして誕生した「ブルドッグ」、1979年末に実施されたテスト走行においては307km/hの最高速を達成しています。

アストンマーティン「ブルドッグ」
ガルウィングドアを開けてシートに滑り込めば、目に飛び込んでくるのはエクステリアに負けない先進のインテリアです。
LEDやタッチスクリーンで構成されたインパネに加え、リアビューミラーの代わりにリアビューモニターによって後部の様子はセンターコンソールに映し出されます。
こうして開発された「ブルドッグ」は25台の市販化を目指しますが、開発予算の不足により、僅か1台の生産によってプロジェクトは終了しました。
その後、この車は約2,000万円で売却されています。売却当時はシルバーとグレイのボディーカラーにダークブラウンとブラックの内装色を備えていましたが、現在はライトグリーンのボディーカラーにタンの内装色の組み合わせへと変更されているようです。

印象的なヘッドライトや先進のインテリアだけではなく、実際のパフォーマンスにおいても時代よりも進んでいた「ブルドッグ」、アストンマーティンの独創性を感じさせる1台です。

記事・画像出典:ROAD & TRACK

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