中古車オークション(オートオークション)の仕組みって?利用時の注意点を解説

 
中古車オークション(オートオークション)をご存知でしょうか?運が良ければ安値で希望の中古車を手に入れることができるサービスです。しかし、ただ安さに惹かれて利用すると痛い目に遭うこともあります。今回は、中古車オークションの仕組みと利用時の注意点を解説していきます。

中古車オークション(オートオークション)とは?

中古車オークション(オートオークション)とは、中古車販売店や車買取店等の車を取り扱う業者間で車の売買を行うための会員制競売所のことを指します。現在、中古車販売店に並んでいる車の約8割はオートオークションで取引された車であり、まさに日本の自動車販売において欠かせない市場と言えるでしょう。

オークションで有名な会場

中古車オークションの会場は全国におよそおよそ140箇所もあり、1週間に2万台近くの車が出品され取引が行われています。代表的な会場は以下の通りです。

USS

中古車のオークション市場では多くのシェアを誇るUSSは、出品台数も毎週平均でおよそ5万台(年間239万台)を出品し、会員総数はおよそ46,850社と日本を代表するオートオークション会社です。ボタンを押すたびに金額が5,000円で加算されます。入札開始後、大型スクリーンに中古車の数字が1つずつ表示されます。

オークション会場 01

画像出典:ussnetauction

JAA

1971年に創業され、日本で初めてとなる常設型のオークション会場を建てた老舗オークション会社です。USSと並び大規模なオークション会場として有名です。

オークション会場 02

画像出典:JAA

そもそも中古車売買の仕組みって?

中古車販売は下記のような構図が一般的になっています。
簡単に説明すると、主に中古車買取店が車を買い取り、中古車オークションを仲介して販売店の手に渡り、その後消費者の元に届くという仕組みとなっています。

一般的な中古車販売

注目すべきは上乗せされる中間手数料

この構図で注目すべき点は、「車を売りたい顧客(売りたい人)」から「最終的に中古車を手にする顧客(買いたい人)」までの金額差です。
図の中で売りたい人の売却金額が80万円、買いたい人の購入金額が138万円と、その差はなんと58万円。この金額差は多数の業者が関わることによる消費税・仲介手数料が積み上がって生じる金額分で、この金額で、業者は利益を得ています。私たちが普段中古車販売店で見かける販売価格は、実費に消費税・仲介手数料・業者の利益を上乗せされた金額となということになるのです。さらには、中古車販売店が少しでももっと利益を得るためにさらに上乗せをして販売しているというケースも存在します。

なぜ業者だけ?

では、購入者のためにも「直接オークションに参加できるようにすればいいのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか?しかし残念ながら、中古車オークションに一般人が参加することはできません。一体それはなぜなのでしょうか?

プロのみのオークション参加にすることでレベルを保っている

中古車オークション

画像出典:flickr

この理由は築地市場の魚のセリでイメージをすると分かりやすくなります。まずセリの場となる築地市場は、旬の魚や相場を熟知した魚の目利き、つまり「プロのみの参加」が原則となっています。そこで同じくプロである料理店が商品を買い、料理や加工を加えて初めて一般の方に提供がなされます。

中古車市場もこれと同様の仕組みで、築地市場にあたるのが中古車オークション会場、商品を買い料理や加工を加えて販売を行うのが中古車販売店となります。一般の人が中古車オークションに参加することができない理由は、築地市場の例と同様に、よりレベルの高い専門知識をもった業者によって取引の市場を形成することで、常に公正さを維持することが可能になるからなのです。知識が浅く、市況を鑑みた公正な判断が難しい一般の人ばかりの市場となってしまうと、正しい価格で一般の人に中古車の提供ができなくなってしまいます。
このように市場での価格を適正に保つことを目的として、一般には公開がなされていないのです。

参加資格

参考までに中古車オークションに参加するための資格は以下の通りです。

基本的には古物許可証(自動車商を行うための資格)が必要であり最低限の条件としています。更に、以下の条件をクリアし審査に合格した業者だけが会員になることが許されています。

参加条件と資格 ①加入店の設立状況及び業績
②展示場の有無及び販売台数はどのくらいなのか
③日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)の加入状況
④他オークションでの加入状況など
画像出典:youtube

一般人が参加するには、オークション代行を利用

様々な条件に一致した業者のみ参加できるオートオークションですが、一般の方は代行業者に依頼することで利用が可能になります。このオークション代行を利用した際のメリット・デメリットは以下の通りです。

中古車オークションのメリット

中古車を取り扱うプロに依頼するだけあり、多数の中古車の中から最適な1台を見つけることが可能です。

安全性が高い

代行業者は依頼者の予算に合わせた好みの車を落札しますが、オートオークションで出品される車はプロの査定者が事細かく査定してくれるため安全性が高いとされています。

走行距離に不正がない

出品される車は、日本オートオークション協議会が運営する「走行メーター管理システム」で走行距離を厳正にチェックをされています。

修復歴(事故歴)が明確になっている

各オークション会場では、専門の査定士・鑑定士により車を1台1台厳しく評価をされています。そのため、事故の有無はもちろんのこと、修復歴などもきちんと認識することができます。

中古車オークションのデメリット

オークション代行は中古車販売店での購入と個人売買の中間のようなサービスであり、デメリットもあるのが現状です。

実車は買うまで見れない

代行業者に依頼する場合は、出品されている車はオークション会場を出ることができず、購入するまでに絶対に見れません(試乗ももちろんできません)。そのため、実際に落札された車を購入後に見ていろんなギャップを感じることもあります。

キャンセルができない

落札が完了した車両は、規定によりキャンセルが出来ません。また車の状態が悪くクレームなどの申し立てをしたい場合でも、代行業者が落札した日から5日〜6日の間と短いため、実際に手元に届く間を考えると実質不可能に近い状態です。またクレームを申し出ても、前述の通り返品も受け付けられません。
※メーター改ざんが発覚した場合は特別処置で6ヵ月有効

そこまで安くない可能性も

さらに、オートオークションは安いと思われがちですが、実はそうでもありません。代行業者の手数料はおよそ平均で5万円、プラスそれとは別に消費税も発生します。また、出品された車は基本的には保証のない「現状渡し」となるので、査定が入るとはいえ、中には整備やメンテナンスが行われていないケースも存在します。この場合には修理や整備をしなければいけないため、余計な出費がかさむ可能性もあります。に中古車オークションだから安く購入できるという認識は、一概にあまり正しくはないかもしれません。

※オークション代行について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓

オークション仲介で問題になることも

オークション代行業者では一般人が参加できないことを逆手にとり、悪徳な業者も少なからずいるのが現状のようです。

金銭トラブル

中古車オークション最大の問題は金銭面による問題です。具体的な例としては、代行業者に提示した予算とは違う金額で落札される、落札された金額をごまかして依頼者に高く買わせる等の悪質な業者もいるそうです。また、代行業者に支払う手数料(相場は3万〜5万円)ですがその手数料を先にもらい逃げるという被害ケースも存在しているようです。

情報ごまかし

検査した総合評価点の情報を偽る代行業者もおり、実際の車体状況とは違うというトラブルもあるため信頼できる優良な代行業者選びが必要とされています。とはいえ、有名な代行業者は少ないためプロではない限り悪徳業者かどうか見極めるのは難しいといえるでしょう。

中古車 オートオークション

画像出典:motovique

そこで注目を浴びているのが個人売買

中古車を購入する際、まず優先するのは「価格」という方がほとんどだと思います。しかしここまでの説明の通り、価格は安くとも中古車オークション代行は少しリスクが高いと感じる方は多いのではないでしょうか。
そこで昨今注目を浴び始めているのが「中古車個人売買」です。これまでもこの形態自体はありましたが、煩雑で環境が整備されておらず、あまりメジャーな取引ではありませんでしたが、消費税増税などの影響によって本格的に多くのサービスが立ち上がってきています。

CARNNYマーケット

個人売買の特徴

消費税が一切かからない

個人売買では売り手(個人)と買い手(個人)が直接の交渉を行うため一切消費税が発生しません。また、市場構図として間に挟まるのは、売り手から買い手をまとめるWEBサービスだけなので、最小限の手数料のみで購入が可能です。

中古車個人売買 消費税かからない

返品も可能なケースもある

車は安い買い物ではないからこそ、しっかりした商品であってほしい。その観点から、プロからの購入ではない個人売買は敬遠されがちでしたが、最近では購入車に問題があった場合などには返品を受け付けるなど信頼性が高いサービスが増えています。
※WEBサービスにもよりますが、CARNNYではもちろん返品制度を導入しています。

保証もしっかりしているケースも多い

返品制度にも近いのですが、例えば1ヶ月間は問題なく走行が可能だったのに、すぐにエアコンが効かなくなってしまったなんてことも。その際もしディーラーに修理を依頼すると何万、何十万もかかってしますし、リスクが高い商品は買えないという方が多いはずです。
これまでの個人売買では、こんな信頼性が低かった点が問題となっていましたが、最近のWEBサービスではパーツ保証を付属しているものも多くリスクを限りなく少ない形で販売を行っているものが増えてきています。

書類・手続きも代行できる

中古車販売店では購入手続きさえ行えば、名義変更などの手続きは全て代行されていますが、個人売買の場合であれば自分自身で行う必要があります。その面倒な手続きがハードルとなり個人売買を利用していなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?その点も考慮され、最近の個人売買サービスでは手続き代行を行うのが一般的になってきています。

お金の取引も安心して行える

商品問わずオークションと聞くとお金のトラブルや詐欺などを連想される方はいまだに多いのではないでしょうか?
10年ほど前では環境が整備されていないこともあり多く発生していましたが、今ではほとんどありません。実際に最近の個人売買サービスでは買い手と売り手の間に入り、入金管理・商品発送などの処置を取っておりますので、お金の取引も安心してご利用いただけます。

中古車オークションについての口コミ

まとめ

中古車オークション(オートオークション)は、中古車販売店にとっては車を仕入れるためには欠かせない競売所でありますが、個人で参加するにはデメリットを多く感じますね。安く・好みの車を見つける手段としては、時間はかかってしまうかもしれませんが個人売買を利用する方が手軽でしょう。

中古車売買は「CARNNYマーケット」もオススメ

ほしい車をカンタン検索!車を買いたい人と売りたい人のコミュニケーションの場を提供しています。
不明点があれば、すぐに担当者とチャットで相談できて安心、そして便利です。

CARNNYマーケット

中古車購入に関する記事

一緒によく読まれている記事

買取より高く売りたいなら個人売買

注目のまとめ記事

この記事に関して報告をする