リアタイヤの太さはマシンのパフォーマンスに比例する!?リアタイヤの太さランキング

スーパーカーのパフォーマンスを図る指標の1つとしてはリアタイヤの太さがあげられるのではないでしょうか。特に、AWDではなくRWDの場合はその高出力をリアタイヤのみで吸収しなければなりません。

今回はそんな「リアタイヤの太い車」を、タイヤの太さと共に見ていきたいと思います。

マクラーレン P1: 315 mm

McLaren P1

生産予定台数375台とされているMcLaren P1は、カーボンコンポジット製のモノコックを採用し、車両重量も1400kg程度に抑えられています。しかしながらその心臓部には出力を737馬力へと高めたV型8気筒3.8リッターツインターボエンジンと179馬力を生み出すモーターとを組み合わせています。それらによるシステム最大トルクも91.8kgmと強大なものとなっています。

0-100km/h加速は2.8秒、この加速性能を支え、リアのトラクションを生み出すタイヤは315/30 ZR20の専用開発されたピレリ Pゼロ・コルサが装着されています。

 

フェラーリ F12tdf: 315 mm

Ferrari F12tdf

同じ315mm幅のリアタイヤを装着する車として紹介されているのが、発表されて間もないフェラーリ・F12ベルリネッタの高性能バージョンであるF12tdf(tour de france)です。この車も799台の限定車となっています。

搭載するエンジンはF12ベルリネッタ用のV型12気筒6.3リッターを更にチューニングし、出力を740馬力から770馬力へと向上させています。最大トルクも70.4kgmから 71.9kgmへと向上しており、これにより0-100km/h加速も2.9秒と、3秒切りを実現しました。

このハイパワーを吸収するリアタイヤは315/35 ZR20、ウィンタータイヤとして305/35 ZR20が用意されているのも注目です。これを履いて雪道を乗る方もいらっしゃるのでしょうか。

フロントのタイヤ幅もベルリネッタの255から275へと変更し、ハンドリング性能のマッチングを図っています。

この車のタイヤとしてもピレリ Pゼロ・コルサが選ばれています。エンツォ・フェラーリにはブリヂストン・ポテンザRE050が選ばれ、「エンツォ・フェラーリが履く唯一のタイヤ、ポテンザ」と紹介されていたのですが・・・。ブリヂストンはこちらの路線からは撤退気味でしょうか。

 

ポルシェ 918 Spyder: 325 mm

Porsche 918 Spyder

3台目にして325mm幅になりました。ポルシェ・918スパイダーは運転席後部にV型8気筒エンジンエンジンを搭載しています。出力は608馬力、これにフロントタイヤ駆動用の2基、トランスミッションに配置されたリアタイヤ駆動用の1基の電気モーターを加える事で887馬力のシステム出力を発揮します。最大トルクは130.5kgmと、100.0kgmをゆうに超える数値となっています。これにより0-100km/h加速は2.6秒、ニュルブルクリンクでのラップタイムも7分未満の6分57秒で走りきっており、カレラGTから30秒程度の短縮を実現しました。

装着されたタイヤはこの車専用に開発されたミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2の325/30 ZR21、レースやGT3 RSなどのハイパフォーマンスモデルを通じても最近のポルシェはミシュランを装着するケースが多いですね。

 

ポルシェ GT3 RS: 325 mm

PORSCHE GT3 RS

最新のType991 911 GT3 RSは水平対向6気筒4リッターエンジンを搭載し、自然吸気エンジンながら500馬力を達成しています。車体面でもGT3と比較し左右で28mm拡大されたターボ・ボディーをベースに開発されていることからリアタイヤも305/30 ZR20から325/30 ZR21へと変更されています。

最大トルクは46.9kgmと、これまでに登場した車と比較して低めながら、GT3 RSはエンジン出力の他にリアに搭載されたエンジンの重さも支える必要があります。また、RRの生み出すトラクションはミッドシップ以上の負荷をリアタイヤに与えます。

RRではより重要性の増すこのタイヤ&ホイールセットには空気圧モニタリングシステム:TPMS(Tire Pressure Monitoring System)も装着されています。

タイヤの銘柄はミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2、当然、承認タイヤであるN印のタイヤで、現在はN0のようです。

筆者の愛車にはブリヂストン・ポテンザ S-02A N4が装着されています。同じブリヂストンの指定タイヤでも後発品のRE050はN1ですので銘柄やサイズでN番号も変化しています。

 

シボレー Corvette Z06: 335 mm

Chevrolet Corvette Z06

コルベットのハイパフォーマンスモデルであるZ06が335mm幅でランクインしました。搭載するエンジンはV型8気筒6.2リッターにスーパーチャージャーを装着し、659馬力の最大出力を発生、最大トルクも大排気量エンジンを過給することにより89.8kgmとなっています。これらによる加速性能は0-100km/h加速が2.95秒となっています。

装着されるタイヤはZ06にはミシュラン・パイロットスーパースポーツZP、Z07ハイパフォーマンスパッケージにはミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2が選ばれています。

タイヤサイズは335/25 ZR20と、20扁平へ突入しました。

 

ランボルギーニ アヴェンタドール: 335 mm

Lamborghini Aventador

ムルシエラゴの後継車として誕生したランボルギーニのフラッグシップモデル、アヴェンタドールも335mm幅のリアタイヤを装着しています。

カーボンモノコックボディーに搭載するエンジンは新開発のV型12気筒6.5リッターから最大出力 691馬力、最大トルク 70.4kgmを発揮します。駆動方式は最近のランボルギーニのモデルらしく、AWDとされています。リアタイヤにはピレリ製のP ZERO、335/30 ZR20サイズが選ばれています。

このワイドなリアタイヤのグリップ力とAWDによるトラクション性能を活かし、0-100km/h加速は2.9秒を実現しています。

 

パガーニ ウアイラ: 335 mm

Pagani Huayra

ランボルギーニ出身の創設者、パガーニが作ったパガーニ・アウトモビリのスーパーカー、ウアイラのリアタイヤもピレリのPゼロ・コルサなどの335/30 ZR20と、 335mm幅のものが装着されています。AMGの歴史的名車に関する記事でもお伝えした通り、その開発思想などに影響を受けてこの車に搭載されたエンジンはAMG製のV型12気筒6リッター・ツインターボエンジンです。最大出力は730馬力、最大トルクは102kgmと再び100kgm超えが現れました。もっともこちらは大排気量+過給ですのでこのトルク値も納得ですが、それと比較すればポルシェ・918スパイダーに装備されたモーターのトルクと立ち上がりはガソリンエンジンと比較しても強大だというのが理解できます。(もちろん、特性は異なりますので単純比較は出来ませんし、どちらが優れているというのでもありませんが)

0-100km/h加速は3.2秒、335mm幅のリアタイヤをもってしてもこの大出力をリアタイヤのみで吸収するにはグリップ力不足なのかもしれません。

ジュネーブ・モーターショーで披露されるとみられる高性能バージョン、ウアイラ BCでは専用開発されたピレリ Pゼロ・コルサのフロント:255/30 ZR20、リア: 355/25 ZR21と更にワイドなタイヤを装着するようです。

 

フェラーリ ラ・フェラーリ: 345 mm

Ferrari LaFerrari

久しぶりにタイヤ幅が太くなり、345mmへと突入しました。フェラーリ初のハイブリッドカーとして登場したラ・フェラーリはV型12気筒6.3リッターエンジンに、2モーターによる「HY-KERS」を組み合わせており、そのシステム出力は963馬力となっています。これだけの大排気量モデルながら最高出力発生回転数が9250回転時というのも驚きです。最大トルクは91.8kgm以上、その出力とトルクによりコーナーでラフにアクセルを踏み込めば345/30 ZR20のピレリ Pゼロ・コルサも横方向のグリップを失います。

0-100km/h加速は太くなったリアタイヤと大パワーを活かし、3秒以下となっています。

 

ケーニグセグ One:1: 345 mm

Koenigsegg One:1

One:1はケーニッグセグの創業20周年を記念して作られたアゲーラのハイパフォーマンスモデルです。名前の由来はパワーウェイトレシオから命名されています。その名の通り1340kgのボディーに搭載されるエンジンはV型8気筒5リッターツインターボで出力は1340馬力です。これによりパワーウェイトレシオは1kg/psとなっています。更にこの馬力をワット値にした場合が1メガワットとなることも、この車名の由来の1つとなっているようです。

装着されるタイヤはミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2の345/30 ZR20、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は440km/hです。

昔は300km/hの走行に耐えうるタイヤの開発だけでも難渋しましたが、ブリヂストンのジョイントレス・キャップ&レイヤーなどの技術により高速域での耐久性が格段に向上したのもこういった最高速を実現できる要因のひとつになっています。

 

ダッジ・バイパー: 355 mm

Dodge Viper

更に幅は広くなって、355mm幅のリアタイヤを装着しているモデルとして紹介されているのがダッジ・バイパー ACRです。このモデルはV型10気筒8.4リッターエンジンを搭載しており、その出力は645馬力、最大トルクは83.0kgmとなっています。この車では出力やトルクだけではなく、この巨大なリアウィングが発生するダウンフォースに耐えうる強度がタイヤにも求められました。そのためにクムホが専用開発したタイヤ「ECSTA V720」はフロントが295/25 R19、リアが355/30 R19のサイズとなりました。フロントでさえも300mm幅に近く、最初に紹介したP1のリアタイヤと比較しても20mmしか違いません。

この強大なパワーとグリップ力により、エクストリーム・エアロパッケージを装着した車両では、ラグナ・セカサーキットにおいてポルシェ・918スパイダーよりも速い1分28秒65にて駆け抜けたそうです。

 

ランボルギーニ アヴェンタドール SV: 355 mm

Lamborghini Aventador SV

最後に登場したのが2015年のジュネーブ・モーターショーで発表されたアヴェンタドールの高性能バージョン、Aventador LP750-4 SUPERVELOCEです。この生産予定台数600台のモデルに搭載されるV型12気筒6.5リッターエンジンは更にチューニングされ、出力は740馬力に達しています。

0-100km/h加速はアヴェンタドールのタイムを更に短縮した2.8秒、リアタイヤもピレリ製のP ZERO コルサ 355/25 ZR21が装着されました。
SVの販売価格は5000万円超ともいわれています。タイヤだけでもいくらするのでしょうか・・・。

*注:装着されたタイヤの銘柄やサイズ、エンジンのスペック、各種タイムについては諸説ありますが、ここでは記事参照元の情報を中心に引用しています。

記事参照元:ROAD & TRACK
http://www.roadandtrack.com/

 

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