市販されなかった幻のスーパーカーたち【10選】

 
幻のスーパーカーを一挙にご紹介!自動車業界には、スーパーカーとしてコンセプトカーやプロトタイプが発表されても、市販に至らなかった車が多くあります。そんな今回は、幻に終わった伝説のスーパーカー10台をご紹介します!更に番外編としてマツダ「RX500」や日産「MID4」など、マニアには堪らない一台もピックアップ...!

市販されなかった幻のスーパーカーたち

幻のスーパーカーを一挙にご紹介!自動車業界には、スーパーカーとしてコンセプトカーやプロトタイプが発表されても、市販まで至らなかった車が多くあります。そんな今回は、幻に終わった伝説のスーパーカー10台をご紹介します。

ホンダ「HSV-010」

ホンダ HSV 10

画像出典:roadandtrack

「HSV-010」は”NSX”の後継車としてV型10気筒エンジンを搭載し、駆動方式はFRとしたスーパーカーとして計画されました。ニュルブルクリンクでのテスト走行も頻繁に目撃され、一部では市販間近と噂されていました。しかし2008年後半に起こったリーマン・ショックの影響を受け、マシン開発は白紙になりました。

その後は特例としてGT選手権にも参戦しましたが、最終的には新型”NSX”の開発と、そのイメージを持った”NSX CONCEPT-GT”の登場によってそれも終焉し、プロジェクトは完全なる終わりを迎えたように見えます。

環境性能や燃費性能が重視されている現在の情勢を踏まえると、結果的に開発中止したことは英断だったと言えるかもしれません。しかし数少ないV型10気筒エンジン搭載車、それも国産車ということ等を考えると是非見てみたかったという方も多いことでしょう。”R35GT-R”の開発車両が東京都国立市のアデナウに一時展示されたように、「HSV-010」のテスト車両もどこかで展示して欲しいところです。

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ランボルギーニ「カラ」

ランボルギーニ cala

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ランボルギーニが「ガヤルド」を発売するまでに開発していたV型10気筒エンジン車「カラ」は、ジャーナリスト向けの試乗会まで開催しながら、開発中止となっています。この車は1995年のジュネーブ・モーターショーにコンセプトカーとして展示され、搭載エンジンは3.9リッターの排気量から400馬力以上を発揮するとされていました。

デザインはサイドから見るとディアブロのドアから後ろを短縮したようにも見えますが、縦長のヘッドライトやリアのエアインテークなど各部に曲線を多用しており、「ガヤルド」とは異なる雰囲気となっています。開発中止の真相は不明ですが、1999年にAudiに買収された際にリセットされたのかもしれません。

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メルセデス・ベンツ「C111」

メルセデス・ベンツ C111

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現在はマツダだけしか開発していない(マツダも現在は搭載車がありませんが・・・)ロータリーエンジンを搭載するスーパーカーとして開発されていた車が、このメルセデス・ベンツ「C111」です。

初披露された1969年のフランクフルト・モータショーでは3ローターエンジンを、翌年のジュネーブ・モーターショーでは4ローターエンジンを搭載。このスーパーカーは最高時速300km/hとアナウンスされ、その後ディーゼルエンジンを搭載するなど試行錯誤しながら10年程度の永きに渡って開発が続けられました。しかし現在に至るまで市販されておらず、プロジェクト自体終焉している可能性も考えられます。ドアはガルウィング状に上に開いたようです。どことなくマセラティ「メラク」が思い出されるような気がしますね。

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TVR「セルベラ スピード12」

TVR Cerbera Speed 12

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TVRがFIA-GT選手権におけるGT1車両として開発し、2000年に発表した車が「セルベラ スピード12」です。搭載エンジンはV型12気筒7.7リッターで、同社が開発した直列6気筒エンジン「Speed Six」をV型に繋げて作られています。クランクシャフトやブロックなどについては新たに開発していますが、ピストンやヘッドなど多くのパーツを共用することで開発費削減と期間短縮が図られています。

最終的にこの車両は、GT1のレギュレーション変更や安全装備・トラクション性能を殆ど考慮しないスペックであった点などから、市販されること無くキャンセルされました。ちなみに人気ゲーム『グランツーリスモ2』以降では、この車両を選択することが可能です。

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フォルクスワーゲン「W12」

フォルクスワーゲン W12

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「市販型が登場して欲しいコンセプトカー10選」に続き、2回目のランクインとなった「W12」。この車については、ブガッティ「ヴェイロン」への発展的解消という解釈も出来るかもしれません。サイドウィンドウの一部だけが開閉する形態と、その部分におけるスバル「SVX」とのデザインの近似性などから確認してみたところ、こちらもジウジアーロのデザインでした。

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ロータス「エスプリ」

ロータス エスプリ

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2010年のパリ・モーターショーで発表された新型「エスプリ」も発売される気配がありません。この車は、カーボンやアルミニウムを多用した軽量ボディにV型8気筒5リッターエンジン(659馬力)を搭載し、2012年には市販予定とされていました。しかし親会社のプロトンの経営が傾いたことにより、最終的にプロジェクトはキャンセルされたようです。

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ジャガー「C-X75」

ジャガー C X75

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2010年のパリ・モーターショーに「C-X75コンセプト」として登場し、実装可能なプロトタイプも誕生しながら2012年に経済情勢の変化などでキャンセルされた車が「C-X75」です。コンセプトカーの段階では、発電用小型ガスタービンエンジンの搭載を計画。その後、直列4気筒1.6リッターエンジンに2基の電気モーターによるハイブリッドシステムを投入することでシステム出力850馬力を実現させ、0-60マイル(96km/h)3秒以下、最高速は322km/hを実現するはずでした。

開発は「ウィスアムズ アドバンスド エンジニアリング」と共同で行われ、高い完成度に期待の声もあがっていましたが、最終的にはジャガーの持つエンジニアリング能力のみを示して市販される事なくキャンセルされています。ちなみに、ジャガー・ジャパンのホームページにはコンセプトカーとして「C-X75」のページが設けられています。

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キャデラック「シエン」

キャデラック

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2002年のデトロイト・オートショーで発表されたキャデラック「シエン」も市販されずに終了しそうです。公式には「プロジェクトはキャンセルではなく延期」とアナウンスされていましたが、すでに登場から14年も経過している点を考えると、今後実現化される可能性は限りなく低いと言えるでしょう。

V型12気筒7.5リッターエンジンは出力760馬力を発揮し、レブリミットは9000回転と言われましたが、この排気量の市販車でそれだけの高回転が果たして可能なのか見てみたかったですね。ちなみに『グランツーリスモ4』以降では、この車両を選択することが可能です。

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クライスラー「ME 4-122(フォー・トゥウェルブ)」

クライスラー ME

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クライスラー「ME 4-12(フォー・トゥウェルブ)」は、ミッドシップにエンジンを搭載したスーパーカーとして計画されました。エンジンはV型12気筒エンジンを4基のターボチャージャーで過給することで、出力は850馬力を実現するとされていました。サーキットでのテスト走行から判断すると高回転域では良さそうな雰囲気ですが、エンジン始動音や加速音については”LFA”や”F355″の方が魅力的に映ります。初登場は2004年のデトロイト・オートショー。シエンも含めてアメリカン・スーパーカーの注目度が非常に高い時期でした。

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ランボルギーニ「アステリオン LPI910-4」

ランボルギーニ アステリオン

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2014年のパリ・モーターショーにて、ランボルギーニ初のプラグインハイブリッドモデルとしてアナウンスされた「アステリオン LPI910-4」も、オフィシャルページまで用意されていながら登場する気配がありません。ついには同社CEOもインタビューにて「ハイブリッドには興味が無い」と発言してしまう始末。登場するかどうか不透明な状況にある一台です。

パワートレインには、ウラカン用V型10気筒5.2リッター610馬力のガソリンエンジンと、合計出力300馬力を誇る3基の電気モーターとを組み合わせることで、システム出力は910馬力を実現し、それにAWDの駆動方式を組み合わせるはずでした。サイドからの眺めでは”ウラッコ”や”エスパーダ”を思い出させるようなリアサイドウィンドウを持つこの車、今後の動向に目が離せません。

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番外編

日産「MID4」こそ幻のスーパーカーとの声も

バブル期を象徴する名車は数多く存在しますが、日産がこの時代に開発していた次世代のスーパーカー「MID4」という名車をご存知でしょうか?
この「MID4」は、1985年に開催された東京・モーターショーに登場した一台です。4輪駆動のミッドシップエンジンを搭載し、当時では高級スポーツカーにしか採用されていない画期的な構造を持ち合わせたことで日本中を席巻しました。

またリトラクタブルヘッドライトを採用するなど、ポルシェやフェラーリなどのスーパーカーにも引けを取らない美しいデザインも高い評価を獲得しました。コンセプトカーとして多くの人々を魅了した「MID4」ですが、1台2000万円という巨額のコストがネックとなり、市販されないまま役目を終えています。現在は日産保管庫にひっそりと眠っているようです。

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マツダ「RX500」も忘れてはならない伝説のスーパーカー

マツダ創立50周年を記念して特別製造された「RX500」も、日本を代表する幻のスーパーカーです。”コスモ・スポーツ”の後継モデルとして位置付けられ、ウェッジの利いたスーパーカーらしいボディにガルウイングドア(正式名:バタフライウィングドア)を装着。ガルウィングドアといえばランボルギーニ「カウンタック」の印象が強いかもしれませんが、実は「RX500」の方が一足早く採用していました。

またミッドシップには、レース用チューニングが施された”10Aロータリーエンジン”を搭載し、最高出力250ps/8,000rpm、最高速度250km/hを発揮。近未来を想像させるユニークなデザインやパワフルな走りが特徴的で、誰もが市販化を期待しましたが、残念ながらお蔵入りとなってしまいました。現在は広島市交通科学館に保管されています。

マツダ RX500

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