【日産】「NISMO R34GT-R Z-tune」とは?激レアモデルを振り返る

 
日産「NISMO R34GT-R Z-tune」は、2004年に販売されたNISMO創立20周年記念モデルです。新車価格は約1774万円でしたが、2016年に香港にて約5,550万円で販売されて大きな話題を呼びました。今回はわずか19台しか存在しない激レアモデル「R34GT-R Z-tune」を振り返ります。

「NISMO R34GT-R Z-tune」を振り返る

日産「NISMO R34GT-R Z-tune」は、2004年に販売されたNISMO創立20周年記念モデルです。新車価格は約1774万円でしたが、2016年に香港にて約5,550万円で販売されて大きな話題を呼びました。今回は香港にて販売された「R34GT-R Z-tune」を取り上げつつ、これまでの歴史等を振り返ります。

NISMO R34GT-R Z-tune

「NISMO R34GT-R Z-tune」ってどんな車?

「NISMO R34GT-R Z-tune」は”TOP OF GT-R”というテーマの下に開発されました。2004年に販売開始し、当時の販売価格は1,774万5千円でした。「NISMO R34GT-R Z-tune」はNISMO創立20周年を記念して20台生産される予定でしたが、最終的には19台のみの生産となりました。

ベース車両には、NISMOの基準に合致した”R34 GT-R V-Spec”のユーズドカーが用いられています。ホワイトボディーレベルまで分解した後にスポット増しなどの補強をし、オールペンを行って組み立てられています。しかし良質な状態の車両を20台調達することは難しく、苦心した結果なんとか19台まで用意できたそうです。

また組み付けについては、「グループA」、「N1」、「GT500」などのメンテナンスを行ってきた専門のメカニックにより行われています。各部の取り付け精度を含めて最高の仕上がりとなりました。

NISMO R34GT-R Z-tune

500馬力を誇るエンジン構造

搭載されているエンジンは「RB26DETT改 Z2」で、排気量は「NISMO 400R」に搭載された「RB-X GT2」と同じ2,771ccです。そしてクーリングチャネル付き鍛造ピストンや強化クランクシャフト、強化コンロッド、強化エンジンブロックなどが搭載されている点が特徴的です。これによって最大ブースト圧は1.5kg/cm²で出力は500馬力という、驚異的な性能を誇る一台に仕上がっています。

ターボチャージャーにはIHI製のボールベアリングタイプを採用し、タービンサイズを拡大したことでピックアップ性能が改善されています。さらにマフラーにはチタン製の「ヴェルディナNE-1」とステンレス製のフロントパイプが組み合わされており、効果的に排圧が低減しています。駆動系にはデフオイルクーラーが装着。ドライブシャフトにはカーボン製のものを用いて軽量化も図られています。

またエンジンルームについては、増大した出力に対応して”NISMO 400R”よりも太型のストラットタワーバーが搭載されている点が印象的。各種のパイピングも丁寧に処理されており、曲げについても自然なレイアウトです。

NISMO R34GT-R Z-tune

足回りには「Z-tuneスペシャルサスペンション」を装備

足回りには、国産高性能車で採用されているザックス製Z-tuneスペシャルサスペンションが装備されています。そしてホイールは”NISMO 400R”に続き、RAYS製が採用。鍛造1ピース5本スポークホイール「LM GT4″GT500モデル”」のリム幅とオフセットをZ-tuneに合わせたものが装着されました。

なお標準装着タイヤはブリヂストン製POTENZA RE01R 265/35R18ですが、今回のモデルではRE11に交換されています。このタイヤを装着するために、カーボン製のフロントフェンダーが片側15mmほどワイド化されています。

NISMO R34GT-R Z-tune

カーボン製のエクステリア

エクステリアについては、フロントバンパーやアンダーパネルなどにカーボン製の専用品が採用されています。リアスポイラーについてもフラップ部はカーボン製です。またフロントボンネットにはエアアウトレットが装着。エンジンルーム内の排熱も配慮されています。サイドステップも、ABS製ながら専用品が装備されています。ボディーカラーはシルバー(KY0)です。

NISMO R34GT-R Z-tune

味のあるスポーティーな室内空間

インテリアはアルカンターラのシート表皮が印象的。そしてドアトリムにはZ-Tune専用品が用いられています。ステアリングなどにもレッドカラーが採用されており、統一感ある仕上がりとなっています。

ちなみに今回のモデルの総走行距離は3,113kmです。ステアリングやシート等も大きな消耗は無く、全体的に良好な状態です。なおメーターはホワイトパネルが、スピードメーターには320km/h表記のフルスケールメーターが採用されています。

NISMO R34GT-R Z-tune

画像出典:gtspirit

「NISMO R34GT-R Z-tune」は激レアモデル

「NISMO R34GT-R Z-tune」のベース車両、”R34 GT-R V-Spec”のユーズドカー基準に合致するモデルは現在存在しません。ちなみにNISMOのリリースによると、生産された19台のうち4台がオーストラリアやタイなどの海外で販売されたようです。

販売当時はチューニングショップなどでチューニングが盛んに行われていたこともあり、一部マニアの間で熱狂的な支持を集めていたそうです。またスポット溶接箇所の位置やカムプロフィールなどはNISMOのレース参戦経験が活かされており、まさにNISMOの拘りが凝縮された一台と言えるでしょう。

「R34 GT-R Z-tune」の走行動画集

画像出典:youtube

【番外編】「GT-R V-スペックⅡ ニュル」の新車が3520万円で落札

「R34 GT-R」の生産終了を記念して2002年に販売された「GT-R V-スペックⅡ ニュル」の新車が、BHオークションにて3520万円で落札されました。

1000台限定生産となる「GT-R V-スペックⅡ ニュル」は、日本の中古車市場でも見かけることは少ない超希少なモデルです。そんな中、東京・オートサロン2018で併催された”BHオークション”では、まさかの未登録となる新車が登場。走行距離は10km(ディーラーへの輸送などもあるため)となりますが、N1専用エンジンを積んだ「GT-R V-スペックⅡ ニュル」の存在感は圧巻の一言です。その他に、会場ではスモーキー永田仕様の「スープラ(JZA80)」も出品されました。

スカイラインGT-R V-スペックⅡ ニュル

画像出典:tokyoautosalon/bhauction

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